Natsuki Suzuki
- Top of the Rainbow -
my journey~本当の自分に出会うまで
②吹奏楽に夢中な中学生~高校生
中学に入り、最初の転機が訪れます。
中学に入ると部活が始まりますが、最初に私が入ろうと思っていたのは、
料理とか手芸とか本当におとなしいイメージの部でした。
しかし、新入生歓迎会で吹奏楽部が演奏してくれたCan you celebrate?(安室奈美恵)に感動して、
私は一気に「吹奏楽部に入りたい!!!」と思ってしまったのです!
入学した中学校の吹奏楽部は、地域でも有名な熱血吹奏楽部で、文化部の中では花形の部でした。
放課後は毎日練習があり、週一回の朝練と、週末も土曜日は朝から夕方まで練習でした。
夏休みはコンクールがあり、3月は定期演奏会があり、学校行事でも必ず演奏があり、
家族で旅行に行くような時間はほとんどありませんでした。
おとなしくて静かで家の中にいることのほうが多かった私の生活は一変しました。
ちなみに、選んだ楽器はホルンです。
地味なイメージなので選ぶ人が少ないのですが、私は最初からこの楽器が気に入って、
それからずーっとホルン一筋でした。
高校受験の時、私は絶対に入学したい高校がありました。
都立の吹奏楽部がとても有名な高校で、地域の中学校とも交流を持つような学校だったので、
中学3年生の私は、この高校に行くことしか考えていませんでした。
滑り止めも何校か受験したけれど、全く興味はなくて、合格発表に行かなかったくらいです(笑)
そして、希望の高校に入学でき、念願の吹奏楽部でホルンパートに入りました。
この高校の吹奏楽部は中学時代よりさらに熱血で、
毎日朝練・昼練・放課後練、土日も朝から夕方まで練習、本番前は夜も練習、
365日中360日くらい部活に行っていました。
とにかく
「コンクール金賞!」「練習あるのみ!」「努力と根性!」「先輩に迷惑かけるな!」
という体育会系文化部でした。
辛かったこともたくさんあったけれど、それ以上に楽器を吹くことが大好きで、
今でも語り出すと熱くなってしまうくらい楽しい青春時代でした。
つづく